染色加工で色のロットブレが起こる要因(後編)

染色加工で色のロットブレが起こる要因(後編)

 

色のロットブレが発生する要因の後編です。

⑥人的な作業ミス-染料計量や助剤計量を正確に行わなかったりすると色のロットブレの要因となる可能性があります。
⑦工場の供給電力や供給熱源の安定性-加工場への電力や熱源の供給が不安定だと加工時間などにバラつきが出ます。加工時間が加工レシピ、加工工程プログラムで決めた一定時間内に進行しないと色のロットブレの要因となります。
⑧加工に使う染料の性能安定性-染色するときに使用する染料自体が安定性に欠く品質のもの、もしくは構成する3原色の性能が合っていない組み合わせの場合、色のロットブレが起こり易くなります。
⑨適正でない加工工程の使用-染料や助剤を安定した性能の物でレシピ組みしても加工工程自体が安定していない場合はやはり色のロットブレの要因となります。

主となる要因としては上記の項目があげられます。実際の現場で起こっている色のロットブレは、これらが複雑に絡んでおり、防ぐことは非常に難しいです。まずは各現場で、上記のどの要因が大きく影響しているかを分析することが重要です。

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