日本のアパレルが中国で成功しない話
展示会オンライン事務局 の 株式会社京都エモーション 吉川です。
今日は、日本のアパレルが中国で成功しない話 です。
先日、中国のアパレル向けに企画提案をしている中国の人と話をしました。
彼は、日本のデザイナーと一緒に中国のアパレルに企画を売る仕事をしています。企画と言っても、ディレクションから仕様書作成、1stサンプルのチェックまでしているそうです。
日本のアパレルが中国で成功しない理由として、当たり前ですが非常に重要な言葉がありましたので、紹介します。
彼がいうには、中国のアパレルは日本に比べて、「非常にレベルが低い」そうです。「金は持ってるけどアホばっかしや(関西弁)」。この前提条件があるからこそ、多くの日本人が失敗している、と彼は分析しています。多くの日本人は、自分たちの方が優秀であるがゆえに、中国人に対して、中国市場に対して、中国という国に対して、上から目線で接してしまう。中国が生産地であったときには、良かったのかもしれません。日本人には、「誰からお金をもらうのか」「誰がお金を払うのか」という意識が欠如している、と。
お客さんの言いなりになる必要もないと思いますが、お金を払う人が払いたくなるようにするのが、やはり商売の基本で、それは、恐らく万国共通で、またB2BでもB2Cでも同じです。
中国人は華僑として世界各地に散らばり成功しています。彼らから学ぶべきところも多くあるのではないでしょうか?