買い物袋の有料化は海洋汚染を止められるか?

買い物袋の有料化は海洋汚染を止められるか?

今日の〇〇な話は、
買い物袋の有料化は海洋汚染を止められるか?
です。

newspicksに
「アースも買い物袋有料化 H&Mと同じ、1枚20円に」
という記事がありました。

https://m.newspicks.com/news/3825987

pick数 63 と、まずまずのpickです。

ここ数ヶ月で、ストローがプラスティックから紙製に変わったきっかけの一つに、海へのストローの廃棄によりウミガメなどに影響が出ている写真があったと思います。

私が、今回の記事に対して感じた違和感は、プラスティックがどうこうどうこうではなく、
「ゴミを海や川に捨てなければいいんでない??」
ということです。「海や川はゴミ箱ではない」ことを私達は当たり前のように知っています。視界からゴミが消えても(ゴミが流されても)、「ゴミが処理されていない」ことを私達は知っています。

欧米から「海洋汚染を減らすためにプラスチックゴミを減らしましょう」と発信されているということは、欧米では「海や川はゴミ箱である」といい意識があるのかもしれません。だから、元々、そのような文化のところに、「海や川はゴミ箱ではない」という新しい文化を植え付けることよりも、「捨てる前提」で紙にした方が海洋汚染対策には早いんでしょう。

記事によると、今回のアースの取り組みは、
「プラごみによる海洋汚染が世界的な問題となっていることを受けて決めた。」
とのこと。
最初の印象は、「なんか本質じゃないな」というもので、newpicksのコメントでも、まあまあありました。が、こうして文章を考えているうちに、

プラ袋をやめて紙袋にする→プラごみが減る 確かに絶対量は減る。
費用は消費者に負担→嫌ならエコバッグ持って来て! 確かにゴミは減る

と変わりました。ブランドイメージが上がるのかどうかは別にして。

ただ、本当にすべきことは、
「川はゴミ箱ではないということを世界に訴えること」
だと思いますし、私達には出来るように思います。

一方、業界で一番減らすべきプラごみは、買い物袋ではなく、納品袋だと思います。全く再利用されない。それこそ、日本に輸入される衣料品分のゴミを輸入しているわけです。納品袋を紙のショッパーにしたら、解決するような。

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